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特養でのアロマセラピー その後 [介護]

 多忙な業務の合間ながら、少しでも植物の香り温かい手の心地良さを届けたいと思っていた私ですが、先日、非常に残念ながら、施設側からセラピー禁止令が出てしまいました。(T■T)そんなあ!

 その理由は、私がホホバオイル(精油なし)でハンドトリートメントを施術した利用者さんの右腕に、約2㎝×4㎝四方の皮むけによる出血か所ができたからです。
 施術後、2日目の出来事です。
 傷の具合から見て、何らかの摩擦によって皮膚表面がこすれてできた傷らしいとのことでした。
 その利用者さんはお話がうまくできない方なので、傷ができた原因を聞き出すことができません。

 で、疑いのかかりそうなことは一切やらないようにということになってしまいました。
 
 とてもとても残念です! 
 血がにじむような傷がハンドトリートメントでできたとは到底思えないのですが、アロマセラピーのことをご存知ない方は、私がぎゅうぎゅうと力をかけて揉んだりツボ押しなんかをしたと思っているのかもしれません。
 私は全ての行程を優しい圧で行いましたし、腕の部分はエフルラージュ(なでる、さする)しかしていません。
 使ったホホバオイルには皮膚の柔軟性を高めたり保湿成分がたっぷりで、施術後はカサカサだった皮膚がしっとりとして、血色が悪かった皮膚色も健康な肌色に近くなりました。
 何より施術中、利用者さんはじっと目を閉じて心地よさそうになさっていたので、「この先も続けられるといいなあ」なんて嬉しく思っていたのですが…。

 それから、施設側から「ケアプランにないことはしないように」とのことも言われました。
 それと、職員が自己負担で利用者さんに物を提供するのは望ましくないとも…。
 アロマセラピーの場合は、オイルや精油なんかが自己負担の対象になるわけですけれど、「私はボランティアでかまわないのですが。今までにも病院やほかの施設でも活動していました」と申し出ても、今度は職員が自分の職場でボランティアすること自体にまた別の問題(労働基準にひっかかるとかなんとか)が出てくるらしく、その四角四面の面倒な規制に、思わず深い深い溜め息が出てしまいました。
 加えて、もし施設でアロマセラピーを取り入れるとしたら、オイルや精油などの基材購入に予算をとったり、セラピーに対してほかの職員の理解や連携も必要になること、更には利用者さんとそのご家族にも詳しい説明をしなければならないということで、今現在の私の職場ではそういった余裕はないというようなことも、遠回しに言われました。
 
 私は今までごく単純に、「少しでも心地良い時間を届けたい」と思っていただけなのですが、現実はそう単純ではないことを知り、ショックではありましたが、別の意味で大変勉強になりました。
 でも、『特養だからアロマセラピーができない』のではなく、同じ特養でもアロマセラピーを取り入れている所も実際にちゃんとありますし、ペットと一緒に暮らせる特養だってありますよね。
 やはり、どんなサービスを提供する施設にするかは、経営者の考え方次第なんだろうなと感じます。

 本当に残念ではありますが、個人的に賛同してくれる職員さんはいても、全体理解が得られないということで、今の職場でのアロマセラピーの実践はあきらめるしかありません。
 今の所。
 今回のことで、アロマセラピーに対する世間の理解度というものも、改めて知った気がしました。
 
 香りを通して自然を感じ楽しむ、そして、手の温かさを伝える……、アロマセラピーの基本は実はとてもシンプルです。
 そして赤ちゃんからお年寄りまで、みんなの心や身体の健康にとても役立つものです。
 そういったことを、今回のことであきらめることなく、この先もできるだけ多くの人に知ってもらえるよう活動していきたと思います。
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