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介護のお仕事 その3 [介護]

 今日はいきなり、101歳の女性の清拭をまかされました。(*@O@*;)え〜!?
 清拭(せいしき)というのは、入浴できない方の清潔を保つために、お身体を拭いて差し上げることです。
 先輩職員が口頭で清拭の大まかな方法を(忙しそうに)一応は説明してくれましたが、いくつもの疑問を抱えつつ、利用者さんの居室へ伺うことに……。
 利用者さんの方もベテラン職員ではない私を見て、「裸になるの? 寒くない? 大丈夫?」と、ちょっと不安げ。
 そのお顔を見て、ハッと気付きました。
「そうだ!サロンでいつもお客様にしているようにすればいいんだわ!」と。
 そうして私は、いつもアロマセラピートリートメントで行うようにタオルワークをし、お顔や頭に触れる時にはフェイシャルの手技を取り入れたりしました。
 先輩職員の中には、「清拭、大変だぞー!」なんてしかめっ面でいう人もいましたけれど、私はとても楽しくできました♪
 なんだか久しぶりに、サロンに大切なお客様をお迎えした時のような気分になりました。
 利用者さんの方も、「あったかい。気持ちいい」と目を閉じて、私を信頼してくださったご様子。
 
 と、今日は思いがけず、アロマセラピストの知識と技術が役に立った日でした。
 嬉しい♪(*^v^*)
 やはり学ぶ機会がある時に、何でも学んでおくべきですね。
 そして同時に思ったことは、介護現場にはやはり、温かく優しい手で触れる知識や技術が必要だということ。
 
 食事介助にトイレ介助、車椅子への移乗介助などなど、利用者さんに触れる機会はしょっちゅうありますが、ただただ優しさと温かさを伝えるためだけに触れるというのは、滅多にないように思います。
 高齢になって身体の自由がきかなくなり、住み慣れた土地や家からも離れ、更には家族ともたまにしか会えない方々には、『優しく温かい手』が本当に必要だということ……。
 今日、101歳の女性を通して、改めてそう強く実感した次第です。
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介護のお仕事 その2(食介) [介護]

 介護のお仕事をしていて何が一番辛く苦手に感じるかというと、私の場合は食介です。
 
 食介とは文字通り、自力で食事ができなくなった方へ食事のお手伝いをする行為なのですが、口を開けて食べる意欲を見せてくださる方ならともかく、「もういらない。食べたくない」と、食事の度に辛そうな表情をなさる方もいて、そういった方への食介はとてもとても気が重くなります。
 自分のしている行為が、『虐待』にも思えてきます。

 実際、欧米では食べる意欲を示さなくなった高齢者に、無理に食事を摂らせることはないそうです。
 『食べない』ことも、個人の自由であり権利だと。
 『食べさせないと死ぬ』のではなく、『死んでいくから食べなくなるのだ』と。
 そして、食べる意欲をなくした人に無理に食事をさせるのは、『虐待』に当たると。
 そんな訳で、欧米には寝たきりの高齢者も胃瘻(いろう)の高齢者もいないのだそうです。

 日本は世界一の長寿国ではありますが、寝たきり老人数が世界一の国でもあります。
 何の目的もなく、食べたくもない物を食べさせられ、自分の意志もうまく伝えられず、ただベッドに寝たきりで毎日の時間をやり過ごす……といった高齢者が、日本を世界一の長寿国にしているのです。
 現在の日本の介護現場の状況から見ると、果たして長寿がおめでたいことなのかどうなのか、私はとても複雑な気持ちになります。

 欧米の、個人の『食べたくない』権利を認めるという考え方と、日本の『口から、あるいは胃から栄養を摂れるうちは、なんとしても生かす』という考え方と、みなさんはどちらに共感しますか?

 『食べること』は『生きること』と同義語です。
 自然界の動物達も、歳を取ったら次第に食べなくなって、やがて静かに土に還ります。
 もし私が高齢になって食べる意欲をなくしたとしたら、「はい、もう少しがんばって!ちゃんと飲み込んでください」なんて、無理に食事を勧めることなく、そのまま自然に枯らせて逝かせて欲しいです。

 と、私がそう思っていても、周りがそうはさせてくれないのかもしれませんがね。(ーー;)
 
 歳を取って死んでいくということも、一見、自然なことのように思えますが、実はなかなか難しいことなんだなあと、しみじみ思う今日この頃です。
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介護のお仕事 [介護]

 特養に勤め始めて、もうじき1年になります。
(@O@;)なんて早いの!
 今まで勉強してきたアロマセラピーを含め、様々なセラピーを介護現場でも活かせたらいいなあという思いもあって就職したのですが、実際に介護職員として働きながらセラピーを実践するのはとても難しいことを実感しています。
 現場にはセラピーが必要と思える人達が山程いるのですが……。

 私が所属している植物療法の団体には、「疲弊している現場の状況を改善できないか」といった問い合わせが介護業界から多く寄せられているそうです。
 『疲弊している現場』……、想像だけより、やはり実際に働いてみると、その状況がすごくよく理解できます。
 
 介護が必要な高齢者数に対して介護職員の数が圧倒的に少なく、その問題がいかに深刻かは国会でも取り上げられる程です。
 介護職員が少ないということは、必然的に職員一人当たりの仕事量が増えることは当然なわけで、国で有給の制度が定められていても、自分が休むことでほかの職員にそのしわ寄せがいってしまうと思うと、連休を取ってのんびり身体を休めたくてもなかなかそういうわけにいかない現実があります。
 私も就職してから半年経ち、有給を取れる身分になったので申請した所、『労働者に与えられた当然の権利だと思ってもらっちゃ困る』というようなことを先輩職員から言われ、唖然としてしまいました。
(@o@;)……
 一生懸命働くことも大切ですが、休むことも同じように大切です。
 しかし介護施設によっては、超過勤務も多く、有給を全く取れない所もあるようなんです。
 「うちの施設はまだ良い方ですよ〜」と先輩職員に言われ、「はあ……」なんて、私は溜め息混じりの返事しかできませんでした。

 あと、『疲弊している現場』になる理由として、介護職員の『健康に対する意識の低さ』も感じます。
 喫煙者も多いですし、スナック菓子やカップ麺、コンビニのお弁当など、いわゆるジャンクフードを常食としている職員の割合もとても高い。
 私達の身体と心は自分が食べる物から出来上がっています。
 ニコチンやら添加物一杯の食べ物からは、やはりそれなりの身体と心になってしまうんじゃないでしょうか……。
 それを物語るように、職場には風邪をよくひく職員、腰痛、偏頭痛や不眠、うつなどの不調に悩まされている職員が大勢います。
 私もどうにもこうにも時間的、精神的に余裕がなく、職場に持って行くお弁当を作れない時もあります。
 そういった時はコンビニのおにぎりを利用することもありますが、必ず家で作ったお味噌汁やサラダ、あるいは新鮮な果物だけでも一緒に持って行くようにしています。
 そしてお休みの日は、身体に無理をさせてしまった分を取り返すように、ちゃんと手作りの食事を摂って、緊張した身体と心をゆるめ、次の勤務に備えるようにしています。
 そんなわけで、今の所、私は介護のお仕事を初めてからまだ一度も腰痛にも悩まされていませんし、風邪もひいていません。
 気分が落ち込んだりイライラすることもありません。
(*ーー*;)(介護のお仕事を始めてひと月程は、慣れない重労働で筋肉痛にはなりましたが……。)
 私が食べ物に気を使っていることや、身体を冷やさないこと、健康のために様々なセラピーを生活に取り入れていることを同僚に話すと、必ずと言っていい程、「へ〜」と驚かれます。
 と同時に、『変な人』『神経質な人』と思われてしまう時もあるようです。
 私としては、自分の健康に責任を持って自分自身で管理するのは当然のことだと思っているのですが……。
 健康管理も良い仕事をするための、必須条件だと思います。
 職員一人一人がもっと自身の健康管理に努めたら、『疲弊している現場』の状況はもしかしたらかなり良くなるかもしれません。

 もちろん、自分の健康管理は介護職員ばかりではなく、どの人にとっても大切なことです。
 この先の福祉や医療の状況、国の医療費の膨大な赤字のことを考えると、とても急務なことに感じます。
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特養でのアロマセラピー その後 [介護]

 多忙な業務の合間ながら、少しでも植物の香り温かい手の心地良さを届けたいと思っていた私ですが、先日、非常に残念ながら、施設側からセラピー禁止令が出てしまいました。(T■T)そんなあ!

 その理由は、私がホホバオイル(精油なし)でハンドトリートメントを施術した利用者さんの右腕に、約2㎝×4㎝四方の皮むけによる出血か所ができたからです。
 施術後、2日目の出来事です。
 傷の具合から見て、何らかの摩擦によって皮膚表面がこすれてできた傷らしいとのことでした。
 その利用者さんはお話がうまくできない方なので、傷ができた原因を聞き出すことができません。

 で、疑いのかかりそうなことは一切やらないようにということになってしまいました。
 
 とてもとても残念です! 
 血がにじむような傷がハンドトリートメントでできたとは到底思えないのですが、アロマセラピーのことをご存知ない方は、私がぎゅうぎゅうと力をかけて揉んだりツボ押しなんかをしたと思っているのかもしれません。
 私は全ての行程を優しい圧で行いましたし、腕の部分はエフルラージュ(なでる、さする)しかしていません。
 使ったホホバオイルには皮膚の柔軟性を高めたり保湿成分がたっぷりで、施術後はカサカサだった皮膚がしっとりとして、血色が悪かった皮膚色も健康な肌色に近くなりました。
 何より施術中、利用者さんはじっと目を閉じて心地よさそうになさっていたので、「この先も続けられるといいなあ」なんて嬉しく思っていたのですが…。

 それから、施設側から「ケアプランにないことはしないように」とのことも言われました。
 それと、職員が自己負担で利用者さんに物を提供するのは望ましくないとも…。
 アロマセラピーの場合は、オイルや精油なんかが自己負担の対象になるわけですけれど、「私はボランティアでかまわないのですが。今までにも病院やほかの施設でも活動していました」と申し出ても、今度は職員が自分の職場でボランティアすること自体にまた別の問題(労働基準にひっかかるとかなんとか)が出てくるらしく、その四角四面の面倒な規制に、思わず深い深い溜め息が出てしまいました。
 加えて、もし施設でアロマセラピーを取り入れるとしたら、オイルや精油などの基材購入に予算をとったり、セラピーに対してほかの職員の理解や連携も必要になること、更には利用者さんとそのご家族にも詳しい説明をしなければならないということで、今現在の私の職場ではそういった余裕はないというようなことも、遠回しに言われました。
 
 私は今までごく単純に、「少しでも心地良い時間を届けたい」と思っていただけなのですが、現実はそう単純ではないことを知り、ショックではありましたが、別の意味で大変勉強になりました。
 でも、『特養だからアロマセラピーができない』のではなく、同じ特養でもアロマセラピーを取り入れている所も実際にちゃんとありますし、ペットと一緒に暮らせる特養だってありますよね。
 やはり、どんなサービスを提供する施設にするかは、経営者の考え方次第なんだろうなと感じます。

 本当に残念ではありますが、個人的に賛同してくれる職員さんはいても、全体理解が得られないということで、今の職場でのアロマセラピーの実践はあきらめるしかありません。
 今の所。
 今回のことで、アロマセラピーに対する世間の理解度というものも、改めて知った気がしました。
 
 香りを通して自然を感じ楽しむ、そして、手の温かさを伝える……、アロマセラピーの基本は実はとてもシンプルです。
 そして赤ちゃんからお年寄りまで、みんなの心や身体の健康にとても役立つものです。
 そういったことを、今回のことであきらめることなく、この先もできるだけ多くの人に知ってもらえるよう活動していきたと思います。
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特養でのアロマセラピー [介護]

 特養で勤務を始めてから早2ヶ月が過ぎ、担当ユニットの利用者さん達にもしっかり顔を覚えていただけて、なんだか嬉しい今日この頃♪
 そして更に嬉しいことに、アロマセラピーをやってもいいですよとの許可がでたこと!
\(*^▼^*)/やった〜♪
 今の所、入浴がなく、比較的ゆったりと勤務できる日曜日限定ですが…。

 で、今日早速、担当ユニットの三名の利用者さん達(女性)にアロママッサージを体験していただきました。
 ハンドマッサージがお二人、フットマッサージがお一人でした。
 乾燥気味の皮膚が柔らかくスベスベになり、「気持ちよかった」と、みなさんから今後の励みになる感想をいただきました。
 
 使用オイルはベースオイルがホホバ、精油はカモミールローマンで、精油希釈率は0.5%にしました。
 精油をカモミールローマンにしたのは、皮膚に優しいことや、りんごを思わせる香りなので、親しみやすくホッとできるかなと思ったからです。
 それと万が一、何かアレルギー反応などの問題が起こった時に原因を特定しやすいよう、ブレンドもごくシンプルにしました。
 今日が勤務先での初めてのアロマセラピーでしたし、あれこれ欲張らず、とにかく、まずはみなさんに香りの心地良さを知っていただくことを一番の目標にしました。
 
 今日はカモミールローマンのほかにもラベンダーやネロリ、ペパーミント、ローズ、オレンジスィート、レモン、ローズマリーなどのポピュラーな精油も持って行き、職員の方々にも色々な香りを体験していただきました。
 それぞれの小さな精油ボトルのふたを開けるたびにユニット内に良い香りが放たれて、入れ替わり立ち替わりやって来た職員さん達が、(*ーOー*)「は〜、いい香り〜」と、深呼吸している姿が印象的でした。
 睡眠不足だったりお疲れ気味の方には、精油の香りはことさら心地良く感じたはずです。

 何はともあれ、今日の職場でのアロマセラピー導入はうまくいき、私はこの先の日曜勤務が楽しみにもなりました♪
 ただ、日曜は比較的余裕があるとはいっても勤務の合間にアロマセラピーをやることになるので、やはり業務の進行状況が気になりますし、ナースコールでほかの利用者さんからお呼びがかかることもあります。
 そんなわけで、心ゆくまでのんびり…というわけにはいきません。
(ーー;)う〜む、残念…
 今日も本当は、手浴や足浴から始めたかったのですけれど、ちょっと無理でした。
 体験していただける人数も、私一人ではどうしても限られてしまいます。
 
 でも、できる範囲でコツコツと長く続けていけたらなと思っています。
 その内、改善点や工夫、協力者も出てくるんじゃないかな…という気もしますしね!

 勤務してる特養には手足のみならず、全身、真っ白な粉が吹く程に乾燥してる利用者さんが大勢いらっしゃいます。
 きっと、どこの高齢者施設も同じような状況かと……。
(>◆<;)Oh~ , No~ !!!
 
 とにかく!
 
 これから少しづつ、私が関わった方達だけでも[ぴかぴか(新しい)]ツルピカ[ぴかぴか(新しい)]にして差し上げたいなと思っている次第です!
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